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zoom RSS 見捨てられも、見放されも決してしない

<<   作成日時 : 2012/09/07 11:22   >>

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この間、私がこの場を通じて述べてきましたことをまとめます。

@労働を神聖化するのは、1500年代後半に始まった宗教改革以降で、それはプロテスタントの基本的な倫理であった。
Aこの倫理は、イギリスで盛んであったカトリックの慈善活動を否定し、修道会は閉鎖された。
Bこのようななか、貧民は救済から漏れ、町々にあふれることになった。
Cそれを「救済する新しい仕組み」歴史上はじめての救貧政策せあるエリザベス救貧法(1601年法)であった。
Dこの法律は、救済の基準をプロテスタントの救済倫理である、働けないものには保護を、働けるのに働かないものには厳しい労働をという価値で作られた
Eしかしこのあまりにも非人間的なありようは社会からの批判を受け、緩む
Fだからまた貧民が浮浪者化し、町々にあふれる
Gこのように振り子がふられると、また振り子を振り戻す反作用が働く
Hそれが労働強化としての新救貧法(1834年法)すなわち200年以上この国では振り子運動を繰り返したことになる
I新救貧法と発足と同時に、ロンドンンで救貧にあたら慈善組織が急速に増え、その調整が課題になった
Jその任をCOSが担った
KCOCは、救済に値する、値しない貧民の分別化すなわちケースワークを行い、値する人間は、対象として共感と傾聴を通して人格的変容を狙い、値しない人間は非人間的な労役場送りの措置をした。
Lこのケースワークは、値する、値しな抽出作業に血眼になってしまい、救済になっていなしという批判、また屈辱感が批判の対象となり、終焉を迎える。要は階級格差解消のためのケースワークが、皮肉にも階級格差を最終的には助長した、お先棒を担いでしまった
M新救貧法撤廃の先頭になったジョージ・ランズベリー。立場の弱い人とともにあろうとし、己が欲を捨ててその人生を貫徹した「英国で最も愛された政治家」を忘れてはならない。

私は、様々な論文や史料や言説から、この時代に生きてきた人たち、たとえばマルティン・ルターやカルヴァンも、含めて、一生懸命、人間の在り方を追求し模索し続けたのだろうと思いました。

まじめに・・・・

でもそれは時に、ある人には、自分が断罪されているようにも受け止めたのだろうも思いました。

「酒を飲むのが道徳的に問題がある。だから働けないし、働こうとしない」そういうもの言いは、「俺も好き好んで酒ばっかりに浸っているのではない、仕事がないんだよ、働きたくても仕事がないんだよ」というい社会の持つ構造問題に目をつぶり、耳をふさぎます。

このような態度は、本人には見捨てられた、見放されたにつながるのでしょう。

現代の日本も、1600年代以降のイギリスの労働環境をめぐる諸問題と同じような課題が確実にあります。

国立社会保障・人口研の阿部彩さんは現在の社会的不利は「15歳の時点で決定づけられた社会的不利の継続なのだ」」と話します。

すなわち、子どもの頃から「見捨てられ、見放され経験」が繰り返されている。つまり信じることができないという根本もんだを内包しているのだと思います。

私はこの中でやはりランズベリーの行動に心を魅かれます。

ランズベリーは、生涯、「あなたは見捨てられも、見放されもしない」と述べつづけ、社会を変革しようとした人間だったように思います。

ルターもランズベリーも熱心なキリスト者です。一方は人間の弱さを罪とする立場と、また他方は人間の弱さをそもそも抱擁する立場の違いがあるように私には思えるのです。

このシルエットの鋭さとその反対の緩やかさの違いはどこから来るのでしょう?どちらがいい悪いではなく。

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